あの日から一年
- 吉野柳
- 2023年11月23日
- 読了時間: 2分
2020/9/24
コロナの影響により、私は家庭に向き合う時間が増えた。 四月の初めに愛犬が、昨年亡くなった老犬と同じ病気を患っている事を知った。 薬を与えて、食事にも気を遣って病気の症状は回復していると思っていた。 八月、足を痛めた様子の愛犬を診てもらうと、持病が悪化している事が発覚した。 次の日に再度、精密検査をして即日手術入院を決心した。 無事、術後の回復も良く三日間で退院できた。 コロナの影響で、異変に気付き早期に対応できたとも言えるが。 真実は、亡くなった老犬が若い愛犬を見守ってくれていたのだと思う。 今日は、同じ病気を患った老犬が手術後、間もなく危篤状態となり亡くなった日。 老犬の名は美流(みる)、岡山県の生まれで、倉敷を連れて歩いた思い出がある。 先日、倉敷を訪れて、美流と美観地区を歩いた日のことを振り返った。 人懐っこい美流は、愛嬌のある子だった。 犬といっても個性があり、若い子は人見知りだが、行動が面白く愛嬌のある子。 同じ犬種なのでよく似ているけれど、性格は違う。 しかし、ふっと目を覚ましこちらを見た瞳の奥が、似ているように思えた。 唯、この子の記憶の中にも、私の記憶の中にも美流は存在している。 そして、この子にとっても、私にとってもあの日から一年が経った。 それは、お互いにとって、愛別離苦を学んだ一年だったのだろう。 yoshiyana 柳
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