top of page

雅様(がよう)
神仏(かみほとけ)や御先祖の御前(おんまえ)にて、
人として生きる気概を示すために、
四季を愛でながら、詠み唄う唱歌。
地球上の各国や、日本には様々な音楽表現があります。
「人として生きる気概」というものを軸として、
神仏や御先祖、そして大自然からの恵みを思い、詠み唄う歌。
老若男女問わず門戸を開く神社に、雅な様を観ることが出来ます。
八の文字を好み、末広がりを願い、子孫繁栄を祈る文化のあるべき姿。
「本を読めば、生涯かけても出会えない人と逢える。」という言葉で、読書の習慣を私に促した祖父がいました。
「故人も現世の人と共にあるという実感」を得る習慣を学んだのです。
言葉に宿る霊力を尊ぶ文化の中に育ち、言葉を大切に扱う芸術表現を志向する。
それは、自然な事であると共に、とても雅(みやび)な表現と言えます。
私は、このようにして雅様(がよう)という音楽表現を定義しました。
令和元年八月二十四日
吉野柳
bottom of page